本大会と練習試合

内定者 座談会

SCENE 04 自己分析はどうやった? ESに何を書いた?

市野

ネットで「自分史を書いてみましょう」というアドバイスを見つけ、生まれた頃から、どういうことをしてきたかを全部書き出したのですが、これはとても僕に合った。子どもの頃、教育テレビの番組「つくってあそぼ」が大好きで、よく工作をしていたことを思い出しました。物づくりの楽しさや、誰かに喜んでもらえる嬉しさを知り、さらに集中力もついた・・・といったことなどを箇条書きで、A4用紙5枚ほどに書き出しました。ESには、良いところをピックアップしてストーリーにし、それを書いていきました。

桝内

私は就活を始めるときに、自分なりの戦略を決めようと思いました。自分に合うものを信じてやらないと、ぶれてしまってうまくいかないと思ったのです。そこで良いなと思うノウハウ本を1冊見つけて、それに沿ってやってみようと決めました。

市野

いい本あった?

桝内

ええ。自己分析は、これまで経験したことと、なぜそれをしたのかといった理由、背景をスペイン土産のノートにまとめてきました。自分自身のことがわからなくなると仲の良い友達や先生に「私のいいところって何?」と相談。すると、「追い込まれながらも、ちゃんとやりきるところ」と教えてくれました。例えば、スペイン留学までの経緯。大学を半年間休んでバイトして貯めたお金で留学したのですが、まわりは「その根性がすごい」と評価。私にとっては「当たり前」なことだったんですが。誰かに相談することで、自分が気付いていない“らしさ”を知ることができました。

佐藤

私は実際の就活が自己分析になりました。実は私、初めのうちはクリエイティブ系だと思っていて、ネット系企業に応募していたんです。でも、書類選考で落ちてしまって。それでようやく、方向が違うのかもしれないと気づきました。自己分析は特別にしていないのですが、その代わりに中学2年生だった2009年の9月2日から始めた日記が役に立ちました。

一同

すごい!!

佐藤

こんなに継続して日記を書いているということは、「私は書くことが好きなんじゃないか」と気づいたんです。失敗から始まった感じです。それで4月の始めごろにシフトチェンジして、マスコミに応募したら、書類選考も面接もすっと通過しました。自己分析って大事だなって思いましたね。

桝内

クリエイティブ系と新聞記者、選考で求められるものは違ったの?

佐藤

前者の選考では、とにかくアイデアを出す必要がありました。その場でのひらめき力が問われるワークショップも。早めに気付いて方向転換できてよかった! 大学院進学と悩んでいたこともあって、限られた時間で決めないといけなくて。友達に「私ってクリエイティブ?」って聞いたら、「1ミリもそう思わない」と言われたんですよ。

一同

小手川

僕の場合は、自己分析をチラシの裏に書いたり、ゼミのノートに書いたりしていました。昔から新聞が好きだったのですが、インターンに行ったときに「なぜ記者になりたい?」という質問に、「新聞が好きだから」としか言えない自分に気がついて。志望動機として弱いと思い、その理由をさかのぼって考えてみることに。小学校の頃、記事をスクラップしたこと、そして2012年に通りすがりで聞いた安倍首相(当時は野党だった自民党総裁)の演説のこと。その演説の記事を新聞で読んだら、新聞によって書き方が違ったんです。そこから継続して新聞を読むようになったということを思い出しました。

市野

いろんな新聞を読み比べして、なぜ朝日新聞に?

小手川

朝日新聞が一番いいなと思ったのは、いろんな意見を尊重してくれる土壌があったから。朝日は社説の横に読者からの意見(声欄)があり、紙面の下の方に一記者のコラムがあり、知識人の意見があり。いろんな意見を一緒に並べて尊重しているなと気づいたんです。朝日の記者はツイッターもやっているし、1年目の記者でもコラムを書ける、ということにひかれました。「僕はこう思う」というのを主張したいタイプなので・・・。

鶴田

朝日新聞の採用の担当者から、「ほかの就活生と同じになるから、就活のノウハウ本は見ない方がいい」と言われていました。2月ごろに自己分析して、3月に説明会に行こうと思っていたのですが、2月に体調を崩してしまい・・・。結局、3月に説明会に行きつつ自己分析を同時並行でやっていました。その頃、付箋にマジックでやらなければならないことを書いて壁に貼る、というのにはまっていました。就活でも同じように、学生生活にがんばったことなどをばーっと書き出して、ぺたぺたと貼るのが好きでしたね。

桝内

理系なのに、アナログだね。

鶴田

パソコンからはなれたい、と思っていたんです。ESを書くのでも、ウェブテストを受けるのでも、ずっとパソコンに向かい続けていたから、自己分析ぐらいは紙とペンでやりたかった。

石渡

僕は小中高とずっと同じ学校だったので、長いつきあいの友達とお互いについて話すという時間を設けて、自分がどういう人間だったかを思い出す機会を作りました。実は、小さい頃は宇宙飛行士になりたいと思っていたんです。その背景には「人がやっていないことをやって、それを伝えたい」という思いがあったことに気がつきました。それは、メディアの仕事も共通です。そこで、テレビはディレクターや報道記者で受けたり、他の新聞社では校閲記者で受けたりしました。

小手川

それでメディアを志望したんだ。

石渡

ほかに自己分析に役に立ったのは、親から20歳の時にもらった手紙。僕の良いところが20個書かれていました。それを就活が始まる前や最中に読み返しました。さらに、部活の後輩たちが、僕についてのエピソードや人柄などをまとめた「新聞」をつくってくれました。これも自己分析に生きました。

一同

すごい! こんなのをもらったら感動するね!