先輩の声

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編集センター 林 哲史 法学部卒 2006年入社

Profile

出身:広島県
出身は広島県。野球・サッカーのプロチームがあり、旬の食材も豊富。気候は温暖。適度な規模の中心市街地。住みやすさ抜群、お奨めです。

中・高・大のブカツ&サークル:
中学 / ソフトテニス
高校 / 野球(趣味の集まりレベル)
大学 / ソフトボール

ひとこと:試合に勝っても負けても、グラウンドではみんなが一つになれる。チームプレーの醍醐味です。

職歴・キャリア

2006年9月:入社

同年10月:松山総局配属

2010年4月:大阪本社編集センター

2012年12月:東京本社編成局東京編集センター

2016年10月:統合編集センター

入社動機

以前はエネルギー関係の業界紙で記者をしていました。記者である以上、もっと幅広い分野で取材したいと思い朝日新聞を受験しました。入社後は、全国的な事件や裁判の取材も経験できました。判断は間違っていなかったと思います。

オフの過ごし方

趣味は、広島カープ観戦。自他共に認める?熱狂的カープファンです。休みの日に試合があれば、娘を連れて(本人はよく理解していませんが…)球場に向かいます。声を張り上げて応援すると、ストレス発散にもなって、一石二鳥です。ただし、「勝てば」の話ですが(汗)

座右の銘・好きな言葉

「一つずつ、一歩ずつ」

新入部員にひとこと

就職活動中は、「本当にこの道でいいの?」「自分はあこがれの職業につけるの?」と不安に駆られる時もあると思います。でも、信じて続けることで、必ず道は開けてきます。頑張って下さい。

日々新しい"新聞の顔"を創る仕事。記憶に残る紙面づくりへ、一歩ずつ。

現在の仕事:ニュースと締め切りに格闘し、記者の想いを一行に込める。

編集センターは新聞の顔とも言える、紙面のレイアウトや見出しを考え、実際に組み上げていく部署です。現在は、東京本社発行の総合面(1面や2・3面など)の編集を主に担当中です。

日々の紙面をご覧になれば分かりますが、ニュースは毎日異なり、しかも状況は刻々と変化しています。そのため、新聞には二つとして同じ紙面はないと言われるように、記事の量や見出し・写真の大きさなど、様々なパターンのレイアウトを構想し、作り上げて行きます。

「記事の扱いは妥当か(ニュース価値)」「わかりやすい見出しになっているか」「誤解を招く表現になっていないか」「写真の大きさは適切か」など、デスクや同僚の指示・アドバイスを受けながらの作業です。

ニュースは「生もの」ですから、降版(新聞製作の締め切り)間際になって、事件や事故などの突発的なニュースが舞い込んで来ることもあります。その時には、どの記事を外して、どういう扱い・見出し・分量で作り替えるかを瞬時に判断する必要があります。時間内に編集作業を終えられるか冷や冷やすることも日常茶飯事ですが、無事紙面を作り終えた時の充実感は、格別なものがあります。

印象に残っていること:チームで創り上げた「一歩ずつ、この2年」

読者の中には、時間が無く、見出しだけを見て新聞の内容を把握しようとする人も居ます。そんな読者に、誤解を与えず、端的にニュースの中身を伝える見出しとは・・・何度も何度も苦悶しながら、ひねり出そうとしています。一人で考えて、それでも上手い言葉が出てこないときは、周囲の同僚にも知恵を借ります。
「一歩ずつ この2年」

これは、2013年3月11日付けの朝日新聞別刷り特集の表紙を飾った見出しです。ご存じの通り、この日は東日本大震災から2年の節目。私は、編集センター震災班の一員として、紙面製作に携わりました。

この見出し、結論から言えば、私一人が付けたものではありません。震災班のメンバー4人で案を出し合い、「もう2年」「まだ2年」と被災者によって受け取り方が異なる感覚を、上手く表現する言葉はないか探し続けました。

数十案の中から、メンバーで議論し、最終的に残ったのがこれ。「節目」だけれど「終わり」じゃない、そんなイメージを伝えることが出来たと思っています。

決して一人では付けられなかったし、みんなで考えたからこその見出し。これも、チームで紙面を作り上げる醍醐味。取材もそうですが、紙面作りもチームワークが大事なのです。

取材エピソード:新人時代の"取材者"との不思議な因縁

不思議な運命?巡り合わせ?の話です。

初任地の松山総局(愛媛県)では、事件事故・選挙などの取材に明け暮れましたが、週末の「話題モノ」取材では県立の動物園によく訪れていました。

その動物園には、人工哺育で育った白クマの「ピース」や、当時生まれたばかりの子ゾウ「砥夢(とむ)」が居ました。取材のネタは、もっぱら、2頭の誕生日会。松山に居た3年半で、何度となく2頭のバースデー記事を書きました。

それから私は、大阪本社を経て、東京本社に異動。不思議な巡り合わせはその東京異動後におきました。
ある日、娘を連れて横浜の動物園に行った私は、白クマのプールの前に居ました。そこには1頭のメスがおり名前は「バリーバ」とあります。すると、その名前が脳裏に張り付いたまま、離れません。「どこかで聞いた覚えがある…」。そう、バリーバはピースの母親。愛媛の動物園で、ピースと居るところを何度となく見ていた白クマだったのです。「まさか、こんな所で会うとはね」。私は思わず声をかけていました。
同じような事が、数カ月後、都内の動物園でも。今度は、砥夢そのものが引っ越して来ているではありませんか。

当時の自分を思い出し、懐かしいやら、嬉しいやら、恥ずかしいやら。何とも不思議な縁を感じたものです。

必要とされる力:編集者だからこそ新聞を読む。情報収集の毎日です。

編集センターに異動して最初に言われたことが、「新聞を読め」でした。

ニュース価値を判断し扱いを決めたり、見出しを付けたりするには、新聞をきちんと読んで、ニュースの流れを頭に入れておく必要があるからです。新聞をすみからすみまで、きちんと読むのは相当な時間が必要です。ですが、それを怠ると、仕事が出来ないと言ってもいいくらい、重要な要素。通勤時間も利用して、頭を整理しています。

同じニュースを他社はどう判断して、どう扱っているのか。面白い見出しが付きそうな話題があった時には、「他社の編集者はどんな見出しを付けているのか?」と、気になったりもします。

同僚や先輩が上手い見出しを付けた時には、「いつか参考に…」とひそかに紙面をコピーすることも。

これから:コピーライターのように・・・。記憶に残る"見出し"を創りたい。

見出しはキャッチコピーをつけるようなもの。それならば、世の中でブームになったり、皆さんの記憶に残るようなフレーズを付けてみたいですね。
ただ、そんな話題に出会うこと自体まれですが…。

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