先輩の声

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デザイン部 岩見 梨絵 造形学部視覚伝達デザイン学科卒 2008年入社

Profile

出身:東京都
都心から近いのに、下町風情も共存する場所にあるところです。

中・高・大のブカツ&サークル:
中学 / ソフトボール部
高校 / ソフトボール部

ひとこと:忍耐力とチームワークの大切さを学べたことです。

職歴・キャリア

2008年4月:入社

同年:東京本社報道局 デザイン部

2012年4月:大阪本社編集局 デザイン部

2014年より デザイン部

入社動機

大学では特に理数系の分野に興味があり、それをわかりやすく表現するにはどのような見せ方をしたら良いかということを常に考えていました。同じ時期、実家が朝日新聞をとっていたこともあり、そこに載っているグラフィックを見たとき、題材は様々であるのにどれもわかりやすく表現されていることに気付きました。それが、自分がやりたいことはこれだ!と感じた最初のきっかけでした。

オフの過ごし方

休日は自転車で家の周りを散歩しています。行動範囲をもっと広げようと最近、自動車教習所に通い始めました。

座右の銘・好きな言葉

「継続は力なり」

新入部員にひとこと

自分のやりたいことができる職場です。デザインの力で朝日新聞を変えてみたいという人を待っています!

誰が見てもわかりやすいインフォグラフィックをデザイナーの立場からどんどん提案していきたい

現在の仕事:情報をわかりやすく表現するためのグラフィックをつくる

デザイン部の主な業務は、記事だけでは伝わりにくい情報をわかりやすく表現するためのグラフィックを作製することです。プロジェクトなど大きな仕事以外では特に担当分野が決まっているわけではないため、幅広い表現力が求められます。依頼を待っているだけでなく「この記事にはこんな図がついていたらもっとわかりやすい」と気づけば提案するなどニュースに対し積極的に関わることができる仕事です。

資料を元に写真を配置したりイラストを描いたりする技術とあわせて、ニュースに対応するためのスピードも要求されます。製作期間も数ヶ月間の長期にわたるものから数時間で仕上げなければならないものまで様々です。

すべての仕事一つひとつが新しい出会いに感じられることが魅力であり、その気持ちを持つことで読者の目線に立ってよりわかりやすいグラフィックを作ることができていると感じています。

2年間の大阪本社勤務を経て、2014年に東京本社に戻ってきました。後輩も増え、プロジェクトもキャップを任される立場に変わってきました。

初の海外出張も経験しました。2014年サッカーW杯ブラジル大会では開催前にスタジアムを視察。現地の雰囲気を持ち帰り、紙面グラフィックに起こすという普段の業務ではなかなか出来ない貴重な体験をしました。

日々の仕事の多くは机の上で行いますが、イベント仕事では出張・取材の機会があるのも朝日デザイナーの醍醐味と言えます。またそれらを発信するツールはいまや紙面にとどまらずデジタルにも広がってきているため、より柔軟な発想を持たなければなりません。

情報拡散のスピードはSNSなどの普及により以前とは比べものにならないほど速いものになってきました。グラフィック作製にはそれなりの時間がかかるものですが、これまで通りのやり方では通用しません。時代に合った表現や技術を常に磨いていかなければと痛感する日々でもあります。

忘れられないこと:東日本大震災の被害状況を伝えるグラフィック作製を

入社して以来、最も大きな出来事は東日本大震災でした。当時、私は入社4年目で職場環境にも慣れ、大体の仕事を経験してきたかなと感じている頃でした。地震発生から事態は一変し、各方面から情報が次々に舞い込むとデザイン部は被害状況を伝えるグラフィック作製に追われました。

第一線を走る先輩たちの仕事ぶりを目にしながら、自分はうまく動けていないことに焦りを感じていました。いろいろ経験してきたつもりだったけれど、それまで自分のできる範囲のことしかやっていなかったのです。
特にニュースグラフィックについては俊敏さと行動力が求められます。わたしには技術のほかに足りないものがまだたくさんあることを思い知らされました。それは自分に自信がなかったこともひとつの大きな要因でした。

その後、当時の上司から「芯は強いのだから自信を持って発信していきなさい」という言葉をもらい、デザイン部には部員一人ひとりを見てくれる上司がいること、目標となる先輩たちがいることに改めて気付かされ、前向きに頑張っていこうという気持ちに変わっていったのです。

必要とされる力:自分から積極的に提案する力、そしてチームワーク

東日本大震災から1年後に東京本社から大阪本社へ異動しました。部門は同じデザインなので業務内容は基本的に一緒ですが独自の仕事も数多くあります。そして何より大阪デザイン部には取材の段階から積極的に関わっていく身近な先輩たちの存在が刺激になりました。

その影響もあって2012年衆院選、2013年参院選の担当をしたときには投票の仕組みをよりわかりやすく解説するためのデジタルコンテンツを作ってみたいと提案すると、周囲の協力を得て実現させることができました。ひとつの仕事をとっても多くの人の関わりで成り立っています。各分野のプロフェッショナルが知恵を出し合い、良いものにしようという共通意識の中で仕事をしています。

デザイナーは個人でやる仕事と捉えられがちですが、チームワークは絶対に欠かせないものです。自分の中でもっとこうしたい、と思うことがあれば一人で考え込まずに周囲に発信することで解決の道が開くことを知ったよい経験となりました。

仕事上のモットー:常に読者の立場になってグラフィックを作製すること

夏の甲子園のデザインを担当

グラフィックを作ることにのめりこむとその本質を見失いがちですが、一番大事なことは誰が見ても理解できるものにしなくてはならないということです。普段は作ることに集中する自分と、読者の立場となって上から傍観する自分の2人がいるイメージで作製しています。

もうひとつは伝える情報に対し興味を持ってあげることです。そのためには毎回の仕事を楽しみながら取り組む意識が大切だと考えています。

得意な分野だけをやれば良いわけではなく、時にはかなり専門的でとっつきにくい内容にもとりかからなければなりません。そういう時こそ、限られた時間の中でその対象とじっくり向き合い、よりよい表現を模索します。ここまで表現の幅が求められるデザイナーも珍しいと思いますが、その分とてもやりがいのある仕事です。これからも続けていくにはもっと引き出しを増やしていかなければならないと思っています。

これから:新たなデザインの方向性を模索

これまでは紙の上での表現に特化してきましたが、媒体が広がることでデザイナーがもとめられる内容も変わってきていると思います。同じ考えのままではいけないと思い、先輩など周囲からアドバイスを受けながら、技術面の学習やデジタルの知識を覚えることに努めています。

とはいえ読者に興味を持って見てもらえるためのわかりやすいデザインをするという目的は変わりません。その意識は常に持ちつつも、所々に遊びの要素を取り入れながら、楽しく仕事ができれば良いなと考えています。

今後はデザイン部からの発信で部署を超えた連係をはかり、今までにない見せ方のデザインに関わっていきたいです。

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