先輩の声

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映像報道部 小玉 重隆 理工学部物理学科卒 2006年入社

Profile

出身:秋田県
とにかく米がうまいです!

中・高・大のブカツ&サークル:
中学 / 野球部
高校 / 野球部

ひとこと:野球を通して、根性を鍛えて頂きました。

職歴・キャリア

2006年4月:入社

同年:大阪本社編集局 奈良総局 警察・司法担当

2008年4月:大阪本社編集局 写真部

2012年4月:大阪本社編集局 写真部広島駐在部

2013年4月:東京本社報道局 写真部

2015年4月:テレビ朝日へ研修派遣

入社動機

私はシステムエンジニアを辞めて、朝日新聞社に転職しました。取材活動を通して、いろんな所へ行くことができるだろうと思ったのが転職した動機です。

オフの過ごし方

奈良の鹿に会いに行くと、とても癒されます。

座右の銘・好きな言葉

「地獄の中で笑えないやつは、所詮、二流以下だ」
ずっと昔に友人に言われました。どんな時も、前向きに楽しくいたいものです。

新入部員にひとこと

思いっきりバットを振って下さい。たとえ三振に倒れても、すぐに次の打席が回ってきます。悔しがるより、次への準備に取り掛かりましょう。必ず安打が打てます。

写真だけでなく、動画映像を通じて被写体の人生を生き生きと写し出す

映像報道部の仕事:ニュースを伝える動画を中心にドキュメンタリー的な動画も制作

私の所属する映像報道部は、さまざまなニュースの現場に赴き、写真を撮影、出稿するのが主な仕事です。最近では、写真撮影だけではなく、「朝日新聞デジタル」のための動画取材、編集もしています。その中で、私は主に動画取材を中心に業務を行っています。ニュースを伝える動画だけではなく、ドキュメンタリー的な動画も制作しています。

この仕事の魅力は、とにかくいろんな人たちに会うことができる事です。取材対象者は、有名人ばかりではありません。市井の方々も多いです。被写体の方々は、カメラの前で本当にいろんな表情をしてくれます。笑ったり、泣いたり、怒ったり・・・。被写体の皆さんは、有名無名にかかわらず、私にとっては映画の主人公のような、大切な人たちです。それを記録している時、ほんの少し、私もその方の人生を生きたような不思議な気分になります。

現在の仕事:テレビ局で、魅力的な映像コンテンツづくりを学ぶ

2015年4月から1年間の予定で、テレビ朝日でテレビカメラマンとして研修中です。

朝日新聞社では、デジタル版「朝日新聞デジタル」で動画のページを設けています。より魅力的な映像コンテンツを読者の皆様にお届けするべく、テレビ局で動画の撮影方法などについて学ばせてもらっています。

実際の事件・事故現場や、会見の撮影、各省庁での会議の取材を通して動画の撮影方法を学んでいますが、そう簡単にはうまく撮れません。写真でなら簡単に表現できることでも、慣れない映像取材では、失敗の連続です。例えるなら、野球選手がサッカーの試合をしているようなものです。同じ「球技」でも全く体の使い方が違う感覚でしょうか。

新聞社からテレビ局に来て最も良かったと思ったのは、映像のプロフェッショナルと出会えたことです。どの世界にも一流の方がいます。1カットに驚くほどの情熱を注いで撮影しています。

私も、そのような人たちに少しでも近づけるよう、修行中です。

私の修業時代:自分が心を開き、相手が応えてくれたとき「写真に感情が写る」

新人カメラマンのころ。教育関係の企画で、大阪市内の高校を長期間取材する事になりました。その高校は、生活保護や母子・父子家庭の子など、厳しい家庭環境から通う生徒たちが大半でした。生徒たちは、いわゆる「荒れた」子たちがほとんどです。先生の言うことは聞かず、授業もままならないような状況でした。生徒たちは、撮影にも協力的ではありませんでした。

そんな取材で、当時の上司が私に命じたのは、「そんな高校生の『感情』を写してこい」というものでした。カメラマンになりたての私は、「は? 写真に『感情』なんか写るんかい?」と思いました。訳の分からない私は、来る日も来る日も学校に通い続けました。が、撮った写真はすべて「アカン」。ダメだしの日々です。ようやくOKをもらえる写真が1枚撮れたのは、取材を始めてから約1カ月後の事でした。

その1枚は今でも忘れられません。表情豊かな一人の高校生が写っている写真です。確かに、「写真に感情は写る」んだなぁと思いました。その時感じたのは、こちらから被写体に対して心を開く必要があるという事です。ただ待っていても、相手は心を許してくれません。
今でも当時の上司の言葉を思い浮かべながら、仕事をしています。

印象に残っていること:世界中の写真編集者が集まるワークショップに参加

忘れられない仕事の一つに、アメリカで開かれた、世界中の写真編集者が集まるワークショップに参加させてもらった事があります。

全米はもとより、ヨーロッパや南米から集まった約40人の参加者と1週間、午前9時ごろから夜の10時ごろまでみっちりと、「写真編集」についての議論を交わしました。3人一組のチームを作り、写真特集紙面を作ったり、ビデオの編集をしたりしました。日本では「写真編集」という言葉はなじみが薄いですが、写真は「撮る」だけだけではなく、どのように「使う」かもとても大切です。使い方一つで見ている人に与える印象は全く違いますし、伝える意味も微妙に変わります。「見ている側の立場に立って、写真を考える」。世界中の編集者と交わる事で学ぶ事ができました。

朝日新聞社は、通常の業務以外にも、様々なことを学ぶ機会を与えてくれるすばらしい会社だと思っています。

仕事上のモットー:「コツコツやる」そして、「変化を恐れない」こと

心がけていることは、「コツコツやる」ことです。そして、「変化を恐れない」ことです。

例えば、「写真を撮る」という事を考えても、いきなり素晴らしい写真が撮れることはまずありません。それまでの経験の積み重ねや、取材に行くまでの準備がとても大事です。ドキュメンタリー的な動画を作る場合は、取材後の編集作業に膨大な労力がかかります。一つ一つの過程は大変で時間がかかるかもしれません。ですが、面倒くさがらずにコツコツ続けていく事が、結局は成功への近道な気がしています。

さらに「良い仕事」をしていく上では、「変化」は欠かせません。時には苦痛も伴いますが、自分をどんどん変えていければ、それだけ新しいものを生み出すチャンスは増えると思います。慣れれば、「変化」が楽しくなってきます。

これから:映像で物語を伝え、「エミー賞」を狙ってみたい

夢は、エミー賞を取ることです。

テクノロジーの進化で、我々新聞社もドキュメンタリービデオを作る事ができるようになってきました。文章だけではなく、映像でも物語を伝えられる訳です。そうなると、新聞業界だけではなく、映画やテレビ業界も競争相手になってくると思っています。そんな勝負に挑みたいです。そのためには、とにかく勉強するしかありません。勉強、勉強・・・。

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