先輩の声

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GLOBE編集部 鈴木 暁子 総合政策学部国際政策文化学科卒 1998年入社

Profile

出身:埼玉県
気取ることをよしとしないところが結構好きです。理由なくばかにする人がいようとも徹底した地元愛も。

中・高・大のブカツ&サークル:
中学 / バレーボール部
高校 / バイト
大学 / 旅行のサークル バイト(家庭教師、観光地やレストランの接客業、トイレ清掃、スーパーや薬局の臨時販売員など、お金がもらえたらなんでも笑)

ひとこと:職業に貴賤はないといいますが、それぞれの仕事を担ってくれる人がいるからこの社会は成り立っているんだ、ということがアルバイトを通じてわかりました。いろいろな仕事をさせていただいてよかったと心から思います。

職歴・キャリア

1998年4月:入社

1998年4月:鳥取支局 県警、高校野球など担当

2001年9月:奈良支局 市役所など担当

2003年5月:大阪本社経済部 製造業担当

2006年9月:東京本社編集局経済部 遊軍担当

2009年4月:東京本社編集局 特別報道チーム

2010年9月:GLOBE編集部

2015年1月:国際報道部

2016年9月:ハノイ・マニラ支局長

入社動機

大学で朝日新聞を読んだとき、自分にしっくり来ると感じたことが、記者という仕事を想像するきっかけになりました。例えば「日本」とか「埼玉県」とか、「アメリカ」といっても、ひとことではくくれないいろんな人がいるという当たり前のことを取材して、書きたいと思いました。

オフの過ごし方

温泉!旅!

座右の銘・好きな言葉

「自分を信じる」
くじけそうなときは、わざと仕事をいれて人と会ってお話をします。するとすぐ復活します。

新入部員にひとこと

私は朝日に落ちたらバスガイドを目指そうと思っていました。それはそれで、きっと学ぶことの多い人生だっただろうと思います。思いつめずに、長い目でご自分の将来を考えるのがいいと思います。

世界を舞台に、じっくりと幅広いテーマを追うやりがいのある仕事

GLOBE編集部での仕事:ひとつのテーマを深く追求。あらためて取材の面白さを知る

「GLOBE」は、世界とつながる新日曜版。毎回、ひとつのテーマで特集をくむため、GLOBE編集部のメンバーは1~3カ月かけて取材のために各地を取材に飛び回ります。おおきな魅力は、自分の関心を国内だけの範囲にとどめず、世界的な舞台でおきているものごとをみようとする訓練ができることです。各地をたずね、自分の目で見て考え、書くというとても貴重な経験ができています。部内には海外の特派員経験者もたくさんいて、日々、勉強になります。

再認識したこと:表現方法はひとつじゃない、ということ

実験的な紙面作りをしているようでいて、基本的なことにあらためて気づかされることもあります。例えばひとりの人物について書くとき、その人にすべて聞こうとするのでなく、まわりのお話を聞くことで、そのひととなりを浮き上がらせるといったこと。また、映画欄の評者をしていただいている歌手の一青窈さんと文章のやりとりをしていますが、記者の「いつもどおりの」文章とはちがうものの書き方、伝え方を、教わる気がして、はっとすることがたくさんあります。

国際報道部の仕事:国際報道部の記者として海外に目を配りながら、日本の姿をみつめたニュースを

世界のニュースをつたえるのが国際報道部の仕事です。以前は、私は東京にいながら、各国から日本を訪れる人たちにインタビューをしたり、世界とつながる話題を国内で取材したりしていました。世界各地の特派員のニュースがよりわかりやすくなるよう、地図や写真などを組み合わせたグラフなどを作る作業もしますし、海外出張をするチャンスにも恵まれています。韓国・ソウルに出張し、難民政策について取材。難民の状況が世界的に大きな話題となる中、日本と難民についての取材しました。

この取材で心に残っているのは、トルコで差別的な待遇を受け、日本に「難民」としてたどりついたクルド人の暮らしぶりでした。私の出身地の埼玉県川口市には、たくさんのクルドの人たちが住んでいますが、多くは国民保険もつかえず、よい仕事にもありつけない状況です。お話をうかがうためあるご家族を訪ねると、小学生の息子さんが、私の甥っ子のクラスメートだとわかりました。難民というと遠い存在に思えることもありますが、まさに私たちの「隣人」なのだと痛感した出来事でした。海外のニュースに目を配りながら、日本の姿をみつめ、日本に引きつけたニュースを報じることができ、とても面白い仕事だとあらためて思いました。

現在の仕事:ハノイ・マニラ支局長として、様々な切り口で現地動向をリポート

2016年9月から、ハノイ・マニラ支局長として、ベトナム、フィリピン、カンボジアのニュースを担当しています。フィリピンのドゥテルテ大統領の言動が大きな話題になっていますが、フィリピン・東南アジアに関心をもってもらえるチャンスと思い、様々な切り口で取材したいと考えています。アポイントが入らなかったり、どう知り合いをつくっていいのか途方に暮れたりと、取材の難しさをあらためて感じています。それでも、活気あふれる町を歩くと心がすくわれ、また一歩踏み出す気持ちがわいてきます。

学生時代にフィリピンに留学したことがあるのですが、当時見たこと、聞いたことが、ときに取材のヒントになることもあり、多くの方との出会いのありがたさをかみしめています。若い頃のほうが、むしろもっと自由に、恐れを知らず、土地の人と一緒になって動き回っていたかもしれません。そういった反省も含めて、いまと昔とこれからを、頭のなかでいったりきたり考えながら、取材しています。

私の修行時代:取材で出会ったたくさんの人々に支えられ

思い入れのある記事だったのに、訂正を出してしまったことがあります。ご迷惑をかけた相手にまず謝罪しなければと電話をかけたところ、その方が最後に、「こんなことで負けんなよ」と言ってくれました。

特に初任地では失敗だらけの私に、思いやりをもって接してくれるお父さん、お母さんのような方にたくさん出会いました。自分は果たしてそういう大人になれるだろうかと、時々思い出します。

仕事上のモットー:記者としての冷静な判断を忘れずに

相手の方にとことん思いを寄せて取材をしても、どこかで冷静に判断することを心がけています。いまだにけっこう難しいです。

また、将来は自分なりのテーマで本を書きたいと思っています。

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