先輩の声

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阪神支部 吉澤 英将 政治経済学部 政治学科卒

Profile

出身:群馬県
四方を山に囲まれたまち。運動会ではクラスの名前が赤城、榛名・・・など、県内の山の名前になります。

中・高・大のブカツ&サークル:
中学時代/野球部
高校時代/文化祭、運動会の実行委員会
大学時代/写真サークル

ひとこと:振り返ると、学生時代から人に何かを伝えることを楽しく感じていたと思います。

職歴・キャリア

2014年4月:入社

同年:山口総局 事件事故・スポーツ担当

2015年5月:阪神支局 事件事故・司法・行政担当

入社動機

写真をしていたせいか、世の中への自分の視点を見せて、いろんな人に考えてもらえる記者の仕事に興味がありました。朝日は文化や若者のことなど、世の中の新しい動きに特にまなざしを向けているように思い、読んでいてわくわくすることが多かったので志望しました。

オフの過ごし方

大学の時から山登りが好きになって、この夏休みも富士山に登ってきました。

座右の銘・好きな言葉

人事を尽くして天命を待つ

新入部員にひとこと

自分も選考の早い段階で、「お祈り」の連続でした。自分がほんとうに好きなこと、やりたいことを突き詰めたら、思いは届くはずです。

世の中に新たな視点を与えられるような記事を書いていきたい

現在の仕事:特ダネを記事にする醍醐味、自分視点の記事を書く面白さ

大阪-神戸間の「阪神」と呼ばれる地域で、西宮署や神戸地検・神戸地裁の尼崎支部、芦屋市政を担当しています。担当は多いですが、県警本部や大きな自治体ではないので、地域のグルメや隠れた文化人などを自由に取材しています。日々、新しい発見の連続で、地域に関する自分の先入観が覆るのを感じます。

やりがいを感じるのは、独自ダネを記事化できた時です。

新聞社には時々、隠された不祥事に関する匿名の通報が寄せられます。そんな中、阪神間のある女子大で、学生から預かった教員採用試験の願書を教職員が提出し忘れ、学生が試験を受けられなくなった、というタレコミがありました。連絡を受けてすぐ大学に出向き、記事化することができました。これが、自分にとって初めての完全な特ダネで、各紙で後追い取材がありました。他社が知らない特ダネを記事にするのも醍醐味ですが、自分ならではの視点で描いた記事で、吉澤ならでは、という記事も書いていきたいです。

印象に残っていること:自分で書いた記事が、誰かの喜びに

夏の高校野球で、大差で敗れたあるチームの主将の話を書きました。チーム唯一の打点を挙げ、後逸球を機敏にカバーする試合での奮闘振りを、キャプテンとして選手集めに奔走したエピソードを交えて描きました。ただ30行ほどの短いもので、私にとってはいつもの雑感記事の1本に過ぎませんでした。

驚いたのは、記事掲載から1週間ほど後のことです。主将のお父さんから「いい記事をありがとう」という電話が本社にありました。事情は分かりませんが、長く息子さんに会っておらず、私の記事で大きく成長した息子の姿を知ったということです。どんなささいな記事でも、誰かが読んでくれる。そのために誠意を持って仕事にあたらねばならないと思った出来事でした。

忘れられないこと:どんな状況であろうと、記事を書き続ける意義を再確認

阪神支局への異動は、「伝えるって、何だ」と改めて考えるきっかけになりました。取材資料として古い記事のスクラップブックをあさっていた時、ふと、阪神支局銃撃事件当時のページをめくってみました。

もちろん殺害された小尻知博記者についての記事の扱いは大きいですが、事件直後にも、事件事故や市議会の話など、日々のニュースがいつも通り紙面に掲載されていました。職場で同僚が殺されるという混乱の中で、いつも通り取材し記事を出し続けた先輩記者たちは、どういう心境だったのか、とても想像がつきません。仕事でちょっとつらいことがあっても、当時に比べればなんてことない、自分も読者のために記事を書き続けるんだと、奮い立たせています。

仕事上のモットー:独自の視点を入れて取材し、記事化する

「どうすれば記事を読んでもらえるか」と、常に考えるようにしています。たとえば、行政の広報資料をそのまま報じるのではなく、独自の視点を入れることです。

芦屋市が、原付きバイクのご当地ナンバープレートを導入する、という話がありました。他紙では「ご当地プレート導入へ」と書くのみでしたが、「芦屋のご当地プレートって何?」という視点で取材し、記事化しました。

ご当地プレートにはほとんどの場合、自治体が地元を象徴する建物や名勝、ゆるキャラを入れています。しかし、芦屋市にはそのようなものがありません。4年前にも同じような導入の議論があり、市長が議会で「採用できる特徴ある建物や、市民に親しまれているキャラクターがない」と答弁していたので、「じゃあプレートのデザインはどうするの?」と思いました。

今回は、税制改正もあって導入を決めたのですが、いったい何をご当地デザインとしたらよいのか頭を悩ませている、と報じました。自分が抱いた視点を反映した記事で、県版トップを飾ることができました。

これから:ふつうの人たちの間にある「空気感」もかたちに

ふつうの人たちのことを書いていきたいです。世の中の問題の最前線にいるのは市井の人たちですし、世の中を変えるきっかけも、一般の人たちの思いの中にあると思います。ふつうの人たちの間にある「空気感」もかたちにして、世の中に新たな視点を与えることができるような記事が書ける記者になりたいです。もっともっとまちを歩いて、色んな人と会わなければと思っています。

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