Message 先輩メッセージ

政治・経済から恋愛まで
新興国の今を広く伝える

石原 孝/ ISHIHARA TAKASHI

所属部署国際報道部 ニューデリー支局

入社年 / 専攻2005年入社 / 国際学部 国際学科卒

現在の仕事
インドと近隣7カ国を担当

インドのほか、アフガニスタンなど近隣7カ国の取材を担当しています。 政治や外交、経済といった堅いテーマから、恋愛や文化、スポーツといった分野まで幅広くカバーしています。 1カ月以上滞在したアフガニスタンでは、ピラフ風のご飯やケバブばかり食べていたので、日本食が恋しくなりました。 2023年5月に広島市で開催されたG7サミットでは、インドのモディ首相も招待されたため、現地で取材。「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の現状やこうした国の訴えを記事にまとめました。

印象に残っている仕事
タリバン支配下のアフガン 腎臓売る女性

イスラム主義勢力のタリバンが統治するアフガニスタンで、生活苦を理由に自分の腎臓を35万円で売った20歳の女性を取材しました。 借金の返済で売ったお金はほとんど手元には残らず、摘出手術の後遺症にも苦しみ、「次は2歳の我が子を売ることも考えている」と話してくれました。 青臭いと思われるかもしれませんが、アフガニスタンへの関心が日本で薄れていく中で、少しでも現地の住民の状況を伝えたいと思い、いつも以上に執筆に時間をかけました。

MY CAREER HISTORY私のキャリアヒストリー

2005 / 02

横浜総局 [1年目]

事件、高校野球、サッカー、選挙事務局を担当。赴任初日に殺人事件が発生し、同僚の顔もよく分からないまま現場に向かいました。緊張し過ぎたのか、その3週間後にインフルエンザにかかり、1週間休みをもらったのが苦い記憶です。

2007 / 08

奈良総局 [3年目]

行政、寺社・文化、事件・事故担当。王寺支局長(7カ月)を経て、奈良総局へ。寺社・文化担当の時は、奈良県内の寺社巡りが趣味になりました。東大寺の仏像に乗って掃除をさせてもらうなど、貴重な体験もさせてもらいました(写真上から2人目)。

2010 / 04

大阪社会部 [6年目]

市内班(大阪府警の中で,大阪市内の警察署を担当)、検察担当。社会部の先輩の取材力・機動力にびびりました。必死に追いつこうと、日々もがいていました。

2013 / 04

国際報道部 内勤・留学 [9年目]

特派員の仕事をサポートする内勤業務を担当し、途中1年間はイギリスの大学院に留学しました。記者の仕事をいったん離れ、大学院の学生寮に住んで文献を読む日々。修論は「メディアの役割とSNSの台頭」について書きました。写真はビートルズゆかりの地をめぐるツアーで訪れたリバプール。

2015 / 04

大阪社会部 [11年目]

教育問題担当。子どもの貧困問題の取材班に参加し、バイトに明け暮れる少女らを取材。話を聞かせてくれる人を探すのに苦労しました。学校法人「森友学園」の幼稚園運営や小学校建設問題を取材した時は、記者人生で一番忙しかったかも。

2017 / 09

ヨハネスブルク(南アフリカ)支局長 [13年目]

国際報道部の内勤を経て、ヨハネスブルクへ。赴任直後、ジンバブエで政変があり、ムガベ大統領が辞任しました。本人に取材したことがあったため、その後も現地に何度も足を運び、政変の理由などを関係者に取材しました。2019年には単著『墜ちた英雄 「独裁者」ムガベの37年』にまとめました。写真はナイジェリア北東部の避難民キャンプで取材する様子=中野智明撮影  

2020 / 09

帰国。国際報道部・内勤 [16年目]

帰国時の飛行機は通常の倍近い36時間かかりました。2週間の自主隔離を終えて、出社を再開。再び特派員のサポートにあたりました。  

2022 / 04

ニューデリー(インド)支局長 [18年目]

入社動機

親が一時期、購読していてなじみがありました。ただ、会社ありきというより、国内外のいろんな場所に行けそうな記者になりたい気持ちが強かったです。

オフの過ごし方

まとまった休みが取れれば、インド国内外を旅行するようにしています。カタールで開かれたサッカーのワールドカップも観戦してきました。

みなさんへのメッセージ

皆さんが思っている以上に懐が深い会社です。しんどいこともありますが、やりがいはそれ以上にあります。一緒に働ける日を楽しみにしています。

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