Sales 販売の仕事

コンサルティングもイベント企画も

「販売」と聞いて、「新聞をとってください」と営業に行く仕事を想像された方もいるかもしれませんが、そうではありません。お客様に新聞を配達したり、購読をおすすめしたりするのは、取引先である販売店(ASA=朝日新聞サービスアンカー)です。販売の社員は、本社と販売店の間に入って助言したり、担当するエリア全体の戦略を考えたりするのが主な業務です。販売の担当者とASAは、自動車メーカーの営業社員とディーラーのような関係、と考えていただくとイメージしやすいでしょうか。

販売担当社員 主なミッション

Ⅰ 担当エリアの戦略構築

事業継承や他社との協力態勢など、それぞれの販売店や地域の状況を見ながら戦略を立て、実行します

Ⅱ ASAの経営コンサルティング

販売部数の目標や実績を確かめながら、経営効率化や、従業員のみなさんのよりよい働き方を考えます

Ⅲ イベントプロデュース

朝日新聞社の主催行事にあわせて、または独自にイベントを企画、読者を増やすことをめざします

エリアごとに担当を分け、だいたい30~40店舗前後を受け持ちます。本社からの情報提供のほか、周囲の販売店のアイデアや、他地域の事例も参考に、所長さんたちと戦略を練ります。

各販売店とおつきあいするのは、基本的に社員一人。責任もある代わりに、裁量も大きい。新聞の購読者は減っているけど、その中でどんな工夫ができるか、腕の見せどころだニャ。

朝日新聞社は、夏の高校野球や全日本吹奏楽コンクールなどを主催しています。高校野球の地方大会では、選手・チーム情報を載せたパンフレット、Tシャツなどのグッズをつくったり、記者たちが球場で撮影した写真展を開いたりしています。

元プロ選手による野球教室

高校野球の写真展

このほか、親子向けの作文・スクラップ教室、かけっこや野球教室、小学校への出前授業、記者の講演会など、新聞のファンになってもらうイベントを企画して開くこともできます。

販売担当社員の一カ月(イメージ)

ASA訪店や地区の販売会議などの日(ピンク色)は、基本的に直行直帰します。東京本社/大阪本社に出社する日(黄色)の方が少ないです。1カ月のスケジュールを前もってたてていく部署で、日程の大部分は自分の都合を反映して決めることができます。

基本的に土日が休みで、休日にイベントがあったら代休をとる。スケジュールや時間の使い方をかなりの程度、自分で決められるので、予定が立てやすい。毎日オフィスに通うよりも、いろんなところに出かけたい人に向いているニャ。

販売担当社員の一日(イメージ)

9:00

自宅を出発

10:00

1店目のASAに到着

 経営・販売戦略やイベントについて所長さんと打ち合わせ

  

  
11:30

2店目のASAに到着

  

 
13:00

お昼ごはん

打ち合わせを終えたお店やこれから訪問する3店目の所長さんと一緒にとることも

14:30

3店目のASAに到着 

16:00

4店目のASAに到着

次のお店まで車で送っていただくこともあります

17:30

5店目のASAに到着

19:00

終業

一緒にお食事に行くこともあります

各販売店への訪問は、原則毎月1回。代々受け継いでいる経営者の方も、まったく違う業界から転じられた方もいて、お話をうかがうのも楽しい。入社後1年くらいは、先輩についてOJTで研修する。独り立ちした後も、先輩や上司と相談しながら進められるから心配ないニャ。

減ってしまったとはいえ百万部単位の印刷物を日々、全国へお届けできるのは、販売店のみなさんのおかげです。販売網の維持は簡単ではありませんが、時には新しい経営者の誕生に立ち会えたり、決断を後押ししたりすることができて、担当がかわった後もおつきあいを続けている所長さんもたくさんいます。時間の使い方の裁量も比較的大きく、性別を問わず子育てしながら働いている社員も多いです。(販売歴18年、現人事部採用チーム 山下耕平)

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